宮島口まちづくり国際コンペへの応募
2015年に行われた宮島口まちづくり国際コンペに、アーキウォーク広島のメンバー有志で応募しました。（結果は本審査1次通過）作成にあたっては、地の利を生かして現地を隅々まで観察して、地域にとって本質的に必要な施策を絞り込みました。
■まず自動車動線処理を中心とする都市基盤を考える
渋滞を解消し地上を歩行者中心にするため、地下駐車場をいくつもつくり地下車路で結ぶネットワークが必要と考えました。今回の提案に一部高層ビルがあるのは、公民の土地を経由しながら地下ネットワークを構築するため、必要な個所を再開発する想定としたためです。リゾートホテルなど、広島に滞在してもらうための機能も組み込みました。また、地下駐車場には宮島の旅館へ廿日市市内の生鮮品を届ける物流センターも設けています。
■"稼ぐ" フェリーターミナル
宮島航路は船の本数が多く、フェリーの乗客の待ち時間は少ないため、ターミナルビルの必要性は実はそれほどありません。そこで、屋根を広場化してウェディング対応にするなど、”稼ぐ”ビルを目指しました。
■まちのマネジメント
まちづくりはビル一つで完結するものではなく、地域全体を運営して価値を高めていく視点が欠かせません。この提案ではターミナルビルや再開発をフックに、マネジメント組織を立ち上げ、経営的なマインドで地域を運営するスキームを盛り込みました。
■建築デザインに走らない
建築デザインコンペではなく「まちづくりコンペ」なので、あえてデザインには凝らないようにし、マンガ風のタッチで仕上げました。
提案：
ヒト・モノ・体験・情報をつなぐ、つながっていく
宮島口プレイスにようこそ！
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